専業投資家オジサンの株式投資ブログ(婚活含む)

データ分析を主軸とする手法によって株式投資で資産を約25倍に増やしました。そんなオジサンが、日々の資産を公開しながら投資に役立つ情報とエンタメを初心者にも分かりやすく発信するブログです。婚活にも奮闘中!!

投資成績・日記

投資成績(2月13日)~スノーピークについて~

投稿日:

本日のブログは、本決算が発表されたスノーピークについて書いております。

ステークスホルダーの方はぜひご覧頂けたらと思います。

 

【本日の成績】

 

企業分析ドットコムでスノーピークの分析記事を読んで下さった方へ

直近で、私が運営している企業分析ドットコムというサイトにてスノーピークの分析記事を載せておりました。

ツイッターDM等で、私の記事に共感してスノーピークを買ったと仰ってくださった方も一部いらっしゃいます。

 

ところが、本日のスノーピーク本決算発表を受けて、夜間PTSでスノーピークが大きく下落しています。

 

PTS下落の主な原因は、中期経営計画におけるFY20営業利益が下方修正されたことによる失望売りだと推測しています。(逆に売上は上方修正)

短信によると、中計から売上が上方修正されたにも関わらず営業利益が減額された理由は先行投資フェーズの継続(延長)とされています。

 

現中期経営計画は2019年2月14日に1度アップデート(上方修正)されています。

少なくともその時点では先行投資期間はFY19で終了し、FY20は費用正常化による収益化フェーズに入る予定でした。

ところが、何らかの理由でFY20も先行投資を継続することになり、私の分析ではその可能性を軽視していました。

”何らかの理由”については、明日の決算説明会資料に記載されていると期待します。

 

もちろんPTS通りに明日の株価が下がると決まったわけではありません。

しかし、もしご迷惑を掛けてしまった方がいらっしゃいましたら誠に申し訳ないと思っています。

企業分析ドットコムの今後について

謝罪をするくらいならサイトを閉じてしまえという意見が出ることは重々承知しています。

 

しかし、これについては継続させてください。

私には、ファンダや決算分析を軸とした企業分析に特化したメディアプラットフォームを作りたいという考えがあります。

もちろん広告収益を得ることも目的です。

 

自分が好きな企業分析を投資家に広められて、さらにそれが収益を得られる仕事になれば良いと思っています。

誠に図々しい話ですが、自分の目標を追求させて頂くつもりです。

 

スノーピークの分析記事もそうですが、必ずリスク要因についても記載するように気を付けています。

しかし、ホルダー楽観バイアスが掛かっていた可能性は否めません。

 

サイトを立ち上げてからは、よく理解している自分の保有銘柄が書きやすいので優先していました。

先日はノンホルのソフトバンクグループの記事をUPしましたが、今後はそういったものも増やしていきたいと思っています。

とはいえ、今後も保有銘柄についても分析記事を出しますが。(記事の寄稿も募集しております

 

今日のブログはとても暗いトーンになってしまいましたが、ここからはいつものオジサンに戻らさせてください。

力足らずで本当にごめんなさい。

スノーピークのQ4決算をクイックレビュー

スノーピークのPTSは下落していますが、事実だけはしっかりと追っていきたいと思います。

中計FY20の営利下方修正はそこまで悪いものなのか?

まず、企業分析ドットコムに書いたスノーピークの記事中にも先行投資継続のリスクについては触れていましたので引用します。

今日発表された会社予想を見ると、今回の下方修正は明らかに(A)のパターンだと言えます。

何故ならば、売上の方は逆に5億円上方修正されているからです。

 

また、四季報コンセンサスと比べても売上と純利益では今期会社予想の数字が上回っています。

著作権の問題で詳細な数値は載せられませんが、今期会社予想と四季報コンセンサスをざっくり比較。

(対四季報コンセンサス)

 ・売上で5億円程度上回る

 ・営業/経常利益で1.5~2億円程度下回る

 ・純利益で1億円程度上回る

 

今期会社予想のEPSと今日の終値で計算すると、スノーピークのPERは27.3倍。

四季報によるとPERは安値平均で37倍台、高値平均で62倍台となっていることから割高感はさほどありません※。

※ただしPER27.3倍は成長が前提のPER水準ではあるので、明日示される予定の新中計でFY21の増益見込みが信用ある形で示されないとやや苦しいですが

 

中計の営利18億円見込みが10億円に減ったことにインパクトを感じてしまいます。

しかし、それを除けば「過去最高益予想」「条件付きながらPERは許容範囲」「四季報コンセンサスにも見劣りしない」という状況なのでそこまで悪いものではないと考えられます。

 
そうは言っても、投資家の期待はFY20の営利18億円程度だったと思うので、さすがに失望売りが出ることは避けられません。


個人的には、相応の株価下落を覚悟しています。

前期Q4についても業績を確認

前の節までで株価に影響しやすい将来の話をしましたが、過去の業績(前期Q4:10-12月期)についても確認しておきます。

※表内の赤字は売上に対する比率

まず、売上についてみると、FY19Q4はQ on Q(+2%)、Y on Y(+15%)のいずれで見ても増収になっています。

消費増税反動減の影響を考えるとこの増収は評価できます。

 

一方で、主に販管費の増加によって営業利益は減少しました。(原価も少し増えているが、これはおそらくプロダクトミックスの影響)

一過性の減損損失によって純利益ベースでは赤字です。

 

販管費の増加については短信からでは背景を読み取れないので、明日にでも調査したいと思います。

ただ、いわゆる先行投資をしたということは想像できます。

 

先行投資フェーズの会社において最も大切なのは売上です。

先行投資をしているのに減収という状況ならば本当に最悪でした。

決算クイックレビューまとめ

以上のように、中計からの下方インパクトが大きいので散々に見えますが、決して内容が凄く悪いと断定する程の数字ではない点は主張しておきたいです。

 

もちろん、株価は別です。

株価には短期的に需給が優先しますので、失望売りが増えれば下落します。

理不尽と感じたとしても、株とはそういうものだと理解しています。

一矢報いるとすれば、強烈な寄り底になることを期待するくらいでしょうか。

 

明日は決算説明資料と新しい中期経営計画が出される予定です。

ホルダーはその前に売るもよし、資料を確認してからでもよし、資料の内容次第で中長期保有にするもよし。

ここはオジサンも含めて各自の判断となるでしょう。

 

見ておきたいポイントは、先行投資を継続することになった理由です。

海外事業の低進捗を底入れするための費用などが多いかもしれません。

 

以上となります。

-投資成績・日記


  1. 同い年くん より:

    こんばんは!私は、オジサンのスノーピーク分析を見て、昨日のうちに売却し、利益を得ることができました。オジサンの分析は、キチンとリスクも書いてあるため、私はそれを考慮し、決算跨ぎを避ける判断をしました。このような判断で利益がでせたのもまた、オジサンのおかげ。感謝しております!投資は個人の判断であり、まったく謝罪する必要はないと思います!これからもよろしくお願いします~

    • ojisan2828 より:

      そうでしたか、それは本当に良かったです♪

      オジサンはしっかり持ち越していますw

      今後ともよろしくです!!

  2. 伏見 より:

    いつもブログ楽しみしてます。
    今回オジサンが謝罪されることは全くないと思います。参考にさせてもらって感謝です。
    スノーピークの解説ありがとうございました
    グッドスピードの決算、ご覧になりましたか?オジサンの私見お聞きしたいです。
    よろしくお願いします。

    • ojisan2828 より:

      遅くなりました

      ネクステージの株価下落による相対的な魅力低下によってGSからほぼ引いています

      決算は数字のインパクトが先行して下がり過ぎているように見えるので、どこかのタイミングで拾う可能性もあります。

      もっと出店ペースを上げたいはずなのに、財務的に加速が難しいですね

      特に株価を上げる必要がある企業なので、経営陣も何か手を打ってくるかも

      ウォッチは継続していきます

      • 伏見 より:

        ありがとうございます。
        赤字転落はインパクトありますよね。様子見します。

        企業分析、感謝して拝見してます。勉強になります。
        厳しい相場が続いてますが、オジサンのツイートで癒されてます。
        今後もよろしくお願いします♫

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ツイッターボタン

フォローボタン