今日は日経の連騰が止まりましたが、40円安ということで非常に良い感じです。
軽い調整を挟みつつ上げトレンドキープという展開が理想ですね。
新興の方はゲーム系が崩れ始めているようなので警戒しています。
崩れているのはこれから新作が控えている思惑系銘柄でして、既に好業績の実績系銘柄は堅調だったようです。
新作のヒットによって、思惑系の銘柄が実績系銘柄に脱皮できるかどうかがポイントでしょうね。
【本日の成績】
前営業日比 | -215,264円 |
9月単月累計 | +5,055,790円 |
2019年累計 | +30,043,230円 |
[本日の主な売買]
(買い)
アルヒ(買い増し)
⇒今日はほんの少しだけ買い増し。
明日の追加緩和にほんの少し期待しつつ、無いなら無いで大丈夫やろうと・・・
(売却)
ドリコム(一部売却)
⇒小型系のゲーセクが弱かったので、ドリコムにも飛び火する前に一部調整売却。
今日はスクエニが下がってしまいました(T_T)
もはやDQWはセルラン1位陥落のタイミングがどうこうより、いくら売り上げるかという実績相場だと思うんだけど・・・
スクエニについては、次の決算も次の次の決算も跨ぐと思います。
日銀会合で追加緩和は発動されるのか!?
8月下旬からずっと本ブログで発言してきた日銀の金融政策決定会合が明日行われます。
果たしてサプライズ的な追加緩和は実施されるのでしょうか??
完全なる私見ですが、考察しておきたいと思います。
そもそも何のために金融緩和が行われるのかを復習
考察の前に復讐ですが、そもそも日銀は何のために金融緩和を行っているのでしょうか?
それはデフレ脱却(インフレ目標達成)のためです。
中央銀行の役割は色々とありますが、基本的な役割として物価の安定に対して責任を負っています。
経済にとっては緩やかなインフレが最も好ましいとされますが、日本は物価が全然上がっていないのです。
別に、株高や円安実現のために金融緩和をしているわけではありません!(むしろ中央銀行が為替操作に関与することはタブー視されている)
、、、というのが建前です(笑)
中央銀行の立場上絶対に認めませんが、実際のところは黒田日銀総裁は株価や為替の水準をかなり気にしていると思います。
物価を上げるために金融緩和をしたら、副次的に株高や円安が起きちゃったというスタンスです。(日銀のETF買いですら、株高のためではなく世の中に出回るお金を増やす目的ということになっていますね)
【日銀が金融緩和をやる理由】
(建て前)⇒デフレ脱却のため
(本音)⇒デフレ脱却及び、株高・円安実現のため
以降の考察は、この本音と建て前という前提のもとでご覧ください。
専門家の意見としては追加緩和無しが大勢
まずは経済専門家によるメディアでの発言を拾うと、概ね今回は追加緩和カードが温存されるという意見になっています。
追加緩和が行われないと言われている主な理由は2つ
・為替市場(及び株価)が落ち着いている
・使える緩和カードが限られている(温存すべき)
このような状況の中で敢えて今回のタイミングで緩和は行なわれないだろうというのが専門家の意見です。
これにはオジサンも同意です。
しかし、個人的にはそれでも追加緩和実施のワンチャンがあると思っています。
黒田総裁の言動やマクロ指標などから読み取れること
これだけ追加緩和が実施されないという意見が多い中で、何故オジサンはしつこくワンチャンあると思っているのか?
それは何だか匂う感じがするからですw
前回の会合にて「予防的緩和措置」に関する発言が初めて出た
2016年に日銀が電撃的な追加緩和(マイナス金利)を実施してから、黒田さんはほぼ同じ事ばかり言っていました。
「物価上昇の勢いが損なわれれば、ちゅうちょなく追加的な緩和措置を講じる」
7月の時点では、この発言にある新しい内容が加わりました。
「物価上昇の勢いが損なわれていなくとも、”その恐れが高まった場合には”躊躇なく追加的な金融緩和措置を講じる」
単なる言葉のあやではなくて、黒田さんも変化を強調していました。
予防的緩和措置の可能性について記者から質問があった際に、ほぼ肯定するような返しをしたとのことです。
ずっと同じことを言い続けてきたのに、7月末のタイミングで急に内容を変えてきた。
何か匂うと思いませんか?
予防的措置とは消費増税前に手を打つということではないかとオジサンは考えたのです。
増税後に景気が失速してから緩和をするより先手を打った方がコストが安いのではないだろうか。
各国の中央銀行が金融緩和に動いている
アメリカのFRBは利下げモードに入っていますし、先日のECBはマイナス金利深堀と量的緩和をセットで出してくるというサプライズをやってのけました。
現状の為替水準は確かに108円台なので許容範囲内ですが、ここで日銀が何もしないと円高が想定以上に進んでしまうリスクがあります。
各国の中銀がやっているので、日銀が追随したとしても為替操作だとか批判される可能性が低いでしょう。(主にトランプ大統領から)
尚、ECBは直近の追加緩和でマイナス金利を-0.5%まで掘ります。
日銀は未だ-0.1%ですね。
企業物価指数をは悪化の一途を辿っている
今までの節は、緩和有無の判断材料を主に為替に置いて論じました。
最初に述べた通り、緩和で円安誘導をするというのはあくまでも本音の話です。
建前上は、このままではデフレ脱却の道筋を付けられなくなるので緩和をするという風にしなくてはいけません。
既に8月度の企業物価指数が発表されています。(※企業物価指数は消費者物価指数に先行すると言われている)
結果を見ると、今年の6月以降は前年比マイナスが続いていますし、さらに数字が悪化しているのです。
このような状況からも、追加緩和を行う大義としては十分だと思います。
他にも安倍総理と黒田さんが最近打ち合わせをしただとか、細かい材料がちょくちょくあります。
この辺を総合して、オジサンは明日の会合で追加緩和ワンチャンありと判断しています。
それを見越した銘柄も仕込み済み。
それでも確率的には1割くらいかもしれませんが・・・
後書き
明日の日銀の会合ですが、午前中からお昼にかけて結果が発表されるのが通例です。
場中にドーンと株価や為替が動く可能性があるということです。
アノマリーの可能性もありますが、過去の緩和があった会合では発表が遅い時間帯になりやすいという傾向があります。
単に現状維持の時は11時台に発表されることもありますが、緩和がある時は14時近くになったりします。
12時半を過ぎても発表が無ければ心臓バクバク、13時を過ぎたら血圧上昇という感じになりそう(^-^;
仮に13時半過ぎても発表がなかったら、もう見切りで日経が織り込み上昇し始めるでしょうね。
13時半過ぎたのに緩和無しの発表だったら、吉本新喜劇風の全員ズッコケになりそうですw
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