オジサンです。
今日は欅のキセキの初動セルラン予想の記事を書きました。
正直、今のenishの株価水準は大丈夫か?、という視点でまとめたいと思います。
欅がない状態のenishの現状
enishの現状ですが、直近の1Qと2Qはそれぞれ約2億円の営業赤字となっています。
決算資料を見る限り売り上げに季節性は無いみたいなので、欅なしで単純に考えると年間で8億円の営業赤字となります。
それでも株価が上昇したのは、欅期待が高いからだと言えるでしょう。
欅のキセキで月商いくら稼げば今の株価は正当化されるのか?
まずはPERの視点から考えます。
現状のゲーセクでは概ねPER20倍くらいがバリュエーションの面で無理なく買える水準だと考えています。
今日の株価が約2450円ですので、PER20倍計算ですと、EPSで122円くらいを叩きだす必要があります。
EPSで122円というのは純利益換算で約9.5億円。
営業利益の水準は分かりませんが、仮に11億円は必要としましょう。(累積赤字相殺で法人税が免除されると想定して)
先ほどの簡単な想定では、欅なしだと年間で8億円の赤字になる想定です。
つまり、欅のキセキで19億円の営業利益を出さないとPER20倍にならん計算です!
欅1本の営業利益率を3割弱とみても、年間で60億円くらい、月商で5億円をずっとキープする必要があります。
月商5億円というと、セルランで40位近辺をキープする必要があります。
これは結構ハードルの高いことです。
乃木恋のアプリはどうだったか?
ベンチマークとして、先輩格の乃木恋というアプリが2016年5月頃にリリースされています。
それがどうだったかというと、初動のセルランが18位でしたが、その後は25位~100近辺をウロウロしている感じです。
月商で換算すると、4億円くらいと推定されます。
乃木坂と欅坂のファンの数と年代の違い
2017年7月に発表されたアンケート結果をみると、欅坂のファンの数は乃木坂より少ないと想定されます。
(アンケートは単数回答の設問だと思いますが、それでも欅の方が少ないと思う)
http://survey-blog.line.me/ja/archives/24555181.html
さらに注目すべきはファン層の年代構成比です。
欅は10代の割合が乃木坂に比べて6pts高いことが分かります。
10代は課金できる額が小さいはずなので、ソシャゲの上客にはなりにくいと思います。
欅の勢いはすごいとしても、年間で乃木恋のパフォーマンスを超えるのは前提条件としてやや厳しいと考えられる。
enishには欅の次に続く材料が必要
つまり、欅のキセキはenishの出血(赤字)を止める絆創膏にはなるが、PER20倍を説明できる程のインパクトにはならないと予想。
市場が冷静になると、enishの株価は現状より下がる可能性が高いとオジサンは考えています。
とはいえ、ソシャゲ株は理論を無視して勢いだけで上がることが多いのも事実。
買いで入るか、売りで入るか、様子見するかは個々の判断で自己責任となります。
以上、オジサンのenishに対する現段階の考察でした。