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オジサンの投資理論

【オジサンの投資理論②-1】コンセンサスの真値を見抜け!

投稿日:

久しぶりに、ブログを更新します。

 

今回はオジサンの投資理論のテーマについて、第2回目の記事を執筆してみます。

(1回目からだいぶ期間が空いてしまいましたが・・・)

 

ちなみに、オジサンの投資理論1回目の記事についてはこちらをどうぞ↓

【オジサンの投資理論】オジサン流の「魚の頭と尻尾はくれてやれ」

 

 

第2回目ではコンセンサスに対する独自の考え方をご紹介したいと思います。

 

 

株式市場におけるコンセンサスとは何か?

まず、コンセンサス(consensus)という単語の一般的な意味を辞書などで調べると「意見の一致」「総意」などとされています。

 

噛み砕くと、世の中にいる人たちの平均的な意見、主流の意見といったところでしょうか。

 

株式市場における「コンセンサス」

株式市場でもコンセンサスという言葉がよく使われますが、これには割と明確な定義があります。

 

株式市場におけるコンセンサスの定義=「プロのアナリスト達による業績予想の平均値」

 

プロのアナリスト達の業績予想というのは、一般的にはIFISコンセンサスの数値であったり、四季報予想の数値のことを指します。

 

要は誰でも簡単に調べられる数値だということです。

 

ここまでが株の教科書などに載っている話。

 

しかし、投資歴16年のオジサンから言わせると、コンセンサスとはもっともっと奥の深いものです!

 

そもそも「コンセンサス」とは本来は総意という意味であるのに、少数のプロの意見だけで決まるのもおかしくありませんか?

 

大切なのはコンセンサスの真値

オジサンの考える「コンセンサス」は、プロも個人も含めたマーケット参加者全員のまさに“総意”であると考えています。

マーケット参加者全員の総意としてのコンセンサスを、個人的には「コンセンサスの真値」と呼んでいます。

 

(教科書的な)コンセンサス:プロアナリストの業績予想の単純な平均値

コンセンサスの真値:プロもアマも問わず、マーケット参加者全体が考える業績の見込み値平均

 

※コンセンサスの真値という言葉は完全にオジサンのオリジナルの呼び方なので、たぶん一般の人には通じません

 

プロのコンセンサスだけを頼りに投資を行うと、決算発表でコンセンサスを達成したのに株価が下がるという現象に巻き込まれる危険性が高まります。

 

コンセンサスの真値を見抜くにはどうすれば良いか?

コンセンサスの真値を見抜くには、定性的な情報や感覚まで考慮に入れる必要があります。

 

実は絶対的な方法は存在しないため、以下の3点を考慮して総合的に判断しています。

 

①教科書的なコンセンサスの数値(会社予想、IFIS、四季報など)

②ツイッター、掲示板などから感じる熱気、過熱感

③直近の株価の水準や推移(特に決算が近づいた時期)

 

以下より、個別の項目について説明を補足します。

 

①教科書的なコンセンサスの数値(会社予想、IFIS、四季報)

これは、②③などに通じるものですし、当然のことながら確認しておくべきです。

基本中の基本。

 

②ツイッター、掲示板などから感じる熱気、過熱感

個人が大半を占める中小型株ではこれが意外と馬鹿にできません。

 

ツイッターでは(好き嫌いは別として)影響力がある人をなるべくフォローするなどして、銘柄に対する買い煽りや売り煽りの数や内容をフラットな気持ちで(中上級者も初級者に戻ったつもりで)確認します。

 

中には、本当に買いたくなるグッと心を掴まれるようなものがたくさん出ている銘柄もあります。

そのような気分にさせられるということは、初心者を中心に他の人もそういう気分になっている人が多数いると考えてよいです。

つまり、その銘柄は買いたい人は既に仕込み終わっているという状況に早めに到達する可能性があります。

そういった状況では、IFISや四季報のコンセンサスをさらに上回ることができないと、決算発表後などに好業績でも下落するということがよくあります。

 

個人的な感覚では、HOTワード(AIとかVRとか)のみで煽られまくっている銘柄は、コンセンサスの真値が不当に高くなる傾向があると感じています

 

直近の株価の水準や推移(特に決算が近づいた時期)

決算が近づくにつれて株価が上がっている場合も注意が必要です。

株価というのは、その時点でのコンセンサスそのものとも言えます。

 

決算が近づくに連れて上がっているということは、決算を期待した買いが入っていると見るべきです。

決算を期待して買う人の多くは四季報やプロのコンセンサスを意識して買う人が多いと思います。

 

結果的に決算でコンセンサスを達成してもその業績で仕込みたい人は既に仕込み済み(新しい買い手がいない)という状態になる可能性があります。

そうなるとコンセンサス達成からの株価暴落といった現象が起きることがよくあります。

 

そのような銘柄は、コンセンサスの真値が実はもっと上にあったということなのです。

 

簡単にまとめると以下の関係が成り立ちます。

 

コンセンサスの真値>コンセンサス :明確にコンセンサス以上の業績を出さないと株価は下落

コンセンサスの真値<コンセンサス :コンセンサス通りなら上がる※

 

※真値の方が大幅に低い場合は、コンセンサスを下回っても上がる可能性あり

 

 

投資というものは非常に複雑で感覚的な要素を含むものです

ここまで読んで頂いた方で、違和感を持った人もいるのではないでしょうか。

 

コンセンサスの真値という考え方は分かるものの、それを判断する材料がツイッターやら熱気やら・・・

えらくフワッとして掴みどころがないじゃないか。

もっとこうしたら真値が何円って分かるような方法を教えろよ、オジサン!

 

 

方法はありますが、絶対に不可能です。

何故ならば、真値を正確に測るにはマーケット参加者全員からヒアリングをするしかないからです。

 

投資家は「こうすれば儲かる」といったシンプルな理論を渇望する傾向があります。

しかしながら、そのような理論は存在しません。(存在しても表には出てきません)

 

今回提示させて頂いた①~③の情報を総合的に見ながら真値を判断するしかありません。

それにはトライ&エラーが絶対に必要です。

 

無駄に投資歴だけは長いオジサンですが、真値を見誤ることは全然あります。

失敗の度に反省して、軌道修正していくしかありません。

 

経済自体が複雑系ですので、投資についても突き詰めれば非常に複雑で感覚的なものでもあるのです。

何層まで思考を重ねられるかが勝率を上げるために重要です。

 

 

オジサンはツイッターもやってますので宜しければフォローをお願いしますm(__)m

@kabuojisan28

 

次回(下記)の記事では、コンセンサスの真値を応用した投資の考え方について書きたいと思います。

【オジサンの投資理論②-2】コンセンサスの逆を突ける投資家を目指そう!

-オジサンの投資理論


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