投資成績（2月1日）～投資家としてやってはいけないことを全部やりました！～

 

金曜日は任天堂で盛大にやらかしてしまいました。

牛丼特盛つゆだく級の大損害です。

 

その額は・・・

 

1日のマイナスが約800万円！

※口座の表示上は－700万円になっていますが、税金が100万円くらい還付されたせいです

 

 

今週の成績で見ると損失は1000万円を超えています。

1月に積み上げた利益を吹っ飛ばして、一気に大きくマイナスに転落しました。

 

さらに持ち株のハウスドゥが金曜日に上期下方修正を出したので、月曜日もかなりやられる可能性があります。

まあハウスドゥの下方修正については単なる期ズレであり、通期は据え置き。

突っ込む場面があれば、逆に買いに向かうかもしれません。

 

日本一ソフトウェア（新規IN）

⇒そろそろスマホディスガイアが来そうらしい。時価総額100億円未満のゲーセク銘柄の中で残された最後のフロンティア。

ゲーセク界のアフリカ大陸と呼んでいます

 

（売却）

任天堂（半分以上を大型損切り）

⇒売りたくなかったけど、放置すると追証に発展する可能性もあるので売らざるを得ません

決算は悪くないので為替が戻れば株価V字回復も想定されますが、泣く泣く損切り

それでも、まだある程度は持っています

 

 

 

任天堂による大損失によって、今シーズンの決算勝負は大きなベットが出来なくなりました。

色々と思惑が外れて、本当に辛い思いをしています。

今回の失敗をしっかりと反省しておきたいと思います。

 

投資家としてやってはいけないことを全部やりました！

今回の大損失は受けるべくして受けた損失だと思っています。

反省点は以下の3つが主になります。

 

①自分の力を過信してしまった

②決算前にロットを大きく張り過ぎた

③損切りが遅れた

 

①自分の力を過信してしまった

今回は任天堂に対して大きな自信を持っていました。

 

そもそも任天堂は昨年上半期のスイッチの売れ行きが鈍く、ネガティブに捉えられている銘柄でした。

株価も暴落しており、非常に割安な水準に売り込まれていました。

 

そういった中で、オジサンは独自分析により3Qでスイッチの販売が大復活していることを見抜いていました。

つまり、任天堂は「市場（コンセンサス）：弱気　/　オジサンの考え：強気」という銘柄になっていると考えたのです。

4象限マップに任天堂をプロットすると下記のようになります。

市場が弱気なのに実は決算が良いという銘柄（第2象限）は最もチャンスが大きいパターンになります。（ただし、自分の分析が当たっている必要あり）

スイッチの進捗が悪いと言われていたのに、3Qでの大復活でポジティブサプライズとなり任天堂爆上げというストーリーを描いていました。

 

しかし、一つ誤算がありました。

1月の半ば以降に、WSJだったりとかいくつかのメディアで年末にスイッチが大量に売れたという報道が散発されてしまいました。

1000万台以上とか、1100万台などという数字が踊っていました。

上期の販売進捗が悪かったスイッチですが、一転して年間目標の2000万台を達成するという雰囲気が醸成されていたのです。

決算前は株価も指数以上に上昇基調になっており、知らない間にプロット位置が右にスライドしていたようです。

要は第2象限の銘柄に投資しているつもりが、決算前の報道で知らない間に第1象限の銘柄に投資していたことになります。

第1象限の銘柄は決算が良くても期待に届かない場合は出尽くし売りになりやすいというリスクが増します。

 

この辺りのコンセンサス（横軸）の変化については、冷静に考えると察知出来ていたと思います。

自分の力を過信し、自分の分析に惚れてしまい、コンセンサスの変化をスルーしてしまったことが大失敗でした。

 

結果的には決算数字は良好でしたが、スイッチの台数下方修正により暴落してしまいました。

仮にですが、第2象限にある状態で決算を迎えていたならば、スイッチは下方修正だが想定内、むしろ決算数字が好調なのが意外という格好で上昇していた可能性が高いと考えています。

 

②決算前にロットを大きく張り過ぎた

2つ目の失敗は①とも絡むのですが、ロットの張り過ぎです。

ぶっちゃけ、任天堂については1億円くらい保有していました。

 

何でそんなに持っていたかというと、以下の理由があったからです

(a)第2象限の銘柄（市場弱気、自分強気）は決算跨ぎリスクが低い

(b)任天堂は時価総額、流動性共に大きい（ストップ安にはなりにくい）

(c)スケベ心(笑)

 

(a)については前項で述べた通りです。

おまけに（b）があったので、最悪のパターンがあっても逃げることが可能という判断で1億円持っていました。

これが小型株であれば無謀です。

 

結構大きいのが（c）のスケベ心。

今回の任天堂については思惑通りにいけば2月中に株価4万円超えで含み益3000万円くらいを目安に考えていました。

 

3000万円勝てば資産は億を超えていました。

そしたら、一部を出金して不動産投資などのインカムゲイン強化を考えていました。

婚活中ということもありますが、毎月のインカムゲイン強化が出来れば家族を養うにしてもより安心させられるだろうと考えていました。

そういったスケベ心のせいで必要以上に大きなロットで勝負してしまったのでしょう。

 

直近数日間の損を一気に取り返したいという思いもありました。

 

 

③損切りが遅れた

3つ目の失敗は損切りが遅れたことです。

任天堂は寄り付き時点ではそこまで下げていませんでした。

そこで少なくとも持ち株の半分くらいを損切りしていれば傷口は相当浅く済んだことになります。

 

しかしながら・・・

 

ロットを張り過ぎたせいで地蔵になってしまったorz

 

ぶっちゃけ、今でも任天堂の決算自体は良い数字が出たと思っています。

しかしながら、PFの崩壊を防ぐには午前の段階である程度切っておくべきでした。

 

普段なら損切りは得意な方なのですが、ロットが大きいと切るに切れないという心理になってしまいます。

もちろん我慢した結果としてリバウンドする可能性もあるのですが相場は生き残りが最優先になります。

 

損切りできなくなるようなロットをそもそも張ってはいけません！！！

 

浮かび上がった3つのキーワード

今回の失敗を振り返ると3つのキーワードが見えてきました。

 

・儲けそこなう恐怖への対処の必要性

⇒投資をしていると「もっと買ってりゃ良かったなぁ～」と思うことが必ずあり、そういう時はすごくストレスを感じます。（下手したら損失を出した時以上のストレス）

そういうストレスを感じたくないという恐怖から、必要以上にロットを張ってしまう。

これは改善しなくてはいけない。

 

・目標まであと少しという状態の危うさ

⇒あと少しでセミリタイアできる、〇〇が買える、1億円超える、といったような場面は無茶なロットを張りがちになります。

カイジで言うと、もうすぐ鉄骨を渡り切れる場面。

サッカーで言うと、ロスタイムで後3分凌げば勝てるような場面。

そういう場面が一番危ない！

 

・損を取り戻したいという焦り

⇒ギャンブラー心理ですが、損失を一気に取り戻したい欲求が強い人が多いです。

そこで思惑と逆にいくと再起不能になります。

自分のペースを崩さないように冷静に取り組む必要があります。

 

後書き

任天堂について反省点ばかりを書きましたが、良かった点もあります。

 

スイッチの販売台数など、自分の分析自体はかなり当たっていたことです。

任天堂に投資したことは全く後悔していなくて、後悔しているのはロットの張り過ぎ（＋それに伴った損切りの遅れ）です。

 

これからも企業そのもの（ファンダ、ビジネスモデル、事業環境など）を分析して投資するという方針は続行したいと思います。

 

ただし、自分の力を過信してロットを張り過ぎないことを肝に命じたい。

決算の数字自体は確かだとしても、業績修正の有無などは企業側のサジ加減という面があります。

そういった部分でも株価が振られるのは事実なので、どんだけ分析して自信があっても絶対はないと思った方が良い。

 

最後に大物投資家のcisさんのツイートを引用します。

メディアに出て以降１０００人弱の人から弟子にしてくださいってDMやメール来たけど
金には多少余裕があっても
相場に関しては俺も勉強しながら頭を悩ませてる日々で、勝つか負けるかも紙一重
ましてや人に教えて勝たせてあげるなんて、余裕も自信もまったく無いんです
そんな感じですいません！

— cis@株 先物 FX 仮想通貨 リネレボ (@cissan_9984) February 1, 2019

このツイートは問い合わせへの収拾をつかせるために言っているとは思いますが、「勝つか負けるかも紙一重」という部分は本音だと思います。

cisさんだとかテスタさんでも負けることは全然あるはずです。

 

銘柄に惚れこんだり、自分の力を過信した投資はしないように心掛けたいものです。

 

 

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