本日は日経がしっかりと上昇しました。
上昇の理由は米中貿易戦争の緩和期待や、前日のアメリカ相場から半導体関連がやや物色されたという感じ。
マイPFは貿易戦争関連を外す戦略を取っているので、こういう日の恩恵はやや少なめとなっている。
これは自分のポートフォリオ戦略ですからまあ仕方がないですね。
内需系の銘柄にもいずれ順番がまわってくるでしょう。
【本日の成績】
前営業日比 | +1,022,674円 |
7月単月累計 | +3,195,322円 |
2019年累計 | +22,016,627円 |
[本日の主な売買]
(買い)
キヤノンMJ(新規IN)
⇒本日決算だったので購入。
(売却)
なし
企業分析をすることによって逆張り決算跨ぎが可能になる(勝てるかは別としてw)
今日はキヤノンMJの決算跨ぎを行ないました。
PBR1倍割れ、PERでも14倍くらいで放置されている銘柄です。
何故キヤノンMJがPBR1倍割れまで売られているかというと、親会社のキヤノンが絶不調という面が影響していると思います。
時代の流れでデジカメやプリンタが売れなくなってきている
キヤノンMJは親会社キヤノンの子会社でして、親会社が作った商品(デジカメ、プリンタなど)の国内販売を担当しています。
親会社は開発・製造を担い、マーケティングや販売は子会社に任せるといった役割分担です。
スマホの普及やペーパーレスといった時代の流れもあって、キヤノンが得意とするデジカメやプリンタが売れなくなってきています。
親会社キヤノンの2年チャートを見てみると、株価はダラダラと下がり続けている感じです。
不調のキヤノングループの中でMJはSIerへの業態転換が進んでいる
キヤノンMJは親会社キヤノンが作ったデジカメやプリンタを売っているのですが、当然それらは右肩下がり。
しかし、決算資料を読み込むとMJの方は親会社の製品販売からシステム屋さん(SIer)への業態転換が進んでおり、それらが非常に好調に拡大していることが分かります。
直近で親会社(Canon)の業績急減も報道されており、子会社群を含んだキヤノングループの不調イメージが著しいです。
その中でうまく業態転換が進んでいるMJに逆張りの視点で目を付けたというのが注目のきっかけでした。
オジサンが決算跨ぎを検討する時は大体下記の4象限マップに当て嵌めて考えます。
PERやPBR、キヤノングループの不調イメージなどから横軸の「コンセンサス(皆の考え)」がやや弱気側に寄っていると考えました。
一方で、SI部門はまだまだ拡大すると見ているので縦軸の「自分の考え」は強気寄りです。
何が言いたいかというと、企業分析をすることによって市場の弱気に対して自分の強気をぶつけることが出来るようになります。(第2象限銘柄)
後は自分の考え(縦軸)が合っているかどうかの勝負だけになります。
なんとなくの雰囲気で投資をしていると、ついつい第1象限の銘柄ばかりを触りがちになります。
誰が見ても好業績が明白な会社であれば織り込み済み下落の餌食になりやすいですよね。
第2象限銘柄投資法の個人的な成功例として、直近ではアルヒで大儲けをしました。(まだ保有していますが)
おまけ:今回の決算を受けてMJの株価が上がるかどうかはよく分からん
肝心のキヤノンMJの決算結果ですが、2Qの実績は自分の想定通りで良い数字が出ました。
しかし、通期の上方修正の幅が営利2%未満と小さく、その点は期待以下。
そういう意味で、今回のオジサン分析は4象限マップの縦軸についてはやや微妙な感じになりましたね。
(おそらく4Qまでに再上方はあると思っていますが)
後書き
最近の相場観がよく分からなくなってきました・・・
中国の減速などを受けて4-6月期の国内大企業の業績は厳しいと思います。
一方で、アナリスト等によるとアメリカの利下げや中国の景気刺激策などによって年後半から世界経済が持ち直すというシナリオもあるようです。
ホンマかいな!
アナリストの意見は信用できん(‘Д’)
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