今日は日経が強かったのですが、マザーズが弱くてマイPFも日中はかなり成績がブレました。
一時前日比マイナスに沈みましたが、何とかプラス引けでYHとなりました。
まさかの米中合意取り消しという事態に怯えていたが、さすがに大丈夫そうな感じで安堵です。
15日に締結予定ですからね。
【本日の成績】
[本日の主な売買]
(買い)
オートバックス(空売り全て買い戻し)
⇒先週末に出た12月度月次速報の数字が暖冬の影響ですごく悪かったので株価は下落。
オートバックスは通期で冬場の売上が大きいのですが、それが冬タイヤの影響ということを知っていたので取れたケース。
既に株価はそれなりに下落しているので、安全を見て空売りを全て利確しました。
ネクステージ(買い増し)
⇒既に結構保有してるけど、さらに強気で追撃買い増し。
4Q決算の内容もIRと議論出来たし、1Qについても個人的にはたぶん問題なさそうと判断。
意外と4社もレーティング出してる証券会社があるので、今後の目標株価修正の動きにも期待。
(売却)
コシダカホールディングス(一部売却)
⇒決算は自分の予想より悪かったので、スピンオフしたい分だけを除いて売却。
5%のマイナスは覚悟していたが、ごく軽微な損切りに収まったのはラッキー。
ケンタッキー(全て売却)
⇒残ってた分も一旦撤退。
既存店の月次成績が素晴らしいが、やはりスシローや山岡家みたいに既存店+新規出店拡大が欲しい。
この銘柄もIRの人と話してみたいところだが。
ドンキホーテ(全て売却)
⇒月次が想定より悪かったので撤退
サイバーステップ(一部売却)
⇒決算に完全な自信が持てなかったので、リスク回避で一部売却しました。
全量跨ぎしていれば明日は爆益だったと思うけど、まあ贅沢な悩みでしょうかorz
サイバーステップ決算跨ぎまでの分析の道筋
今日は引け後に発表されたサイバーステップが好決算を出してくれました。
そこそこの量を持っていたのですが、気になる点があって半分強を切って跨いでしまいました。
どういう風なストーリーがあったのか、簡略化して書いておこうと思います。
今回のQ2決算では利益率が直近Q4レベルに回復すると予想していた
サイバーステップQ2決算のハードルですが、直近の株価下落も含めてQ2期間中で営利1.5~2億やれば株価は上がるだろうと思っていました。(上方修正の期待が高まるから)
そこで、過去の決算数字(下記グラフ)を見ながらQ2でどのくらいの数字が出そうか考えていたわけです。
※実際はもっと長期の数字を見ておりますが
このグラフを見たうえでポイントだと思ったのは、Q4は高い営業利益率を出したのにQ1では低下した点です。
以下の公式に沿ってもう少し分解してみます。
営業利益 = 売上 - 原価 - 販管費
営業利益率の推移を深堀するために、売上に対する原価率と販管費率を確認しました。(下記表)
すると、Q4では販管費率の低下が営業利益率に大きく寄与していることが分かります。
しかし、Q1では再び販管費率が80%に近い数字まで戻ったために営業利益率が低下しました。
Q4では決算資料にコスト低減策を行ったとの記載があります。
その策が効いてコストダウンに成功したと考えられます。
それにも関わらず、何故Q1には再び販管費の比率が上がってしまったのか?
要因の1つは売上の絶対値が少し減ったことでしょうが、大きな要因は8月に実施した全国TVCMであると考えました。
もしこの仮説が正しいとすれば、Q2の販管費率は再びQ4レベルに改善することが見込まれます。
また、売上に関してはトレバの稼働台数からQ on Qで増加することはほぼ確実でした。
自分の試算ではQ2の売上は34~35億円程度と見込んでおりました。
そこに、Q4と同程度の原価率、販管費率を適応すると↓
34億円(売上予想) - 6億円(原価) - 25.8億円(販管費) = 2.2億円(オジサンのQ2営利予想)
この仮説が正しくて、営利が2.2億円出れば株価が上がる可能性が高そうです。
さらに、為替の影響で経常利益はさらに期待できそうだったというのもあります。
Q2の結果はどうであったか?
今日発表になったQ2実績を表に足すと、下記のようになります。
事前に立てていた仮説通り、Q4レベルに販管費比率が下がっています!
(原価率もコストダウンしていたのは嬉しい誤算)
売上はオジサンの予想よりやや少ない33.5億円になりましたが、営業利益が2.66億円も出る結果になりました。
(Q2期間中で見ると為替差益が出たので、経常利益はさらに改善)
オマケでQ3以降についても言いますが、今のところトレバの売上はQ2をやや上回る勢いになっています。
変な特別損失やコストが発生しなければ、Q3についても営利2~3億円くらいが出てもおかしくないと思います。
(余談)決算前に減らしてしまった理由
まだ決算資料などの詳細を見られていませんが、数字だけならかなり良い線で決算を予想出来ていたことになります。
それにも関わらず決算直前で枚数を減らしてしまった理由は、最初に立てた仮説が少し揺らいだからです。
具体的には、「Q1で販管費率が上昇した理由は本当にテレビCMだったの??」という疑問です。
色々な方から情報を頂いて、自分の中でも実はテレビCM以外の要因も大きいのではないかと思い始めました。
そうだとすると、Q2もQ1と同程度の低い営業利益率に沈む可能性がありました。
その辺りをIRと相談しようと思いましたが、時間切れで問い合わせできず。
ややギャンブル要素が強くなってしまったので、一部を減らしてリスクを下げる行動に出ました。
これは結果論なので、仕方がないですね。
後書き
本格的な決算シーズンの前座的な期間ですが、今のところ好調な出足になっています。
決算跨ぎは難易度も高いのですが、自分の分析の合否判定がすぐに出るという面白さがあります。
決算跨ぎは投資の勉強になると思っていて、勝っても負けても復習が欠かせません。
無理のない枚数で、今後ともチャレンジしていく予定です。
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