今日は前日のダウとドル円が強くて日経は一旦小リバウンドしました。
酷いのはマザーズ指数です。
下げが止まるどころか、-1.49%という鬼下げをやってくれました。
マザーズの個人信用評価損益率が悪化していて、非常に個人の需給が悪い状態です。
その辺を狙って海外機関投資家の仕掛け売りなども入っているかもしれません。
売りが売りを呼ぶような展開になっていると考えています。
一旦個人が焼死するところまで下げてからリバウンドする、焼き畑農業相場になることを警戒しておきましょう。
マイPFは前日比-0.7%で済んでいるように見えますが、ポジサイズを4分の1以下に落としてこれです。
1つ1つは大きく食らっている状況。
後述しますが、今日は十字架を2本も背負ってしまったので被弾の本番は明日になります(苦笑)
【本日の成績】
[本日の主な売買]
(買い)
イーブック(買い増し)
⇒決算跨ぐつもりでしたが、魔が差して買い増ししてしまいました。
十字架1本目。
ココカラファイン(新規IN)
⇒説明会で1月中にマツキヨとの合併の件を発表すると言っていたので、少し仕込んでおいた。
合併比率や条件とかがまだ分からないから、損する可能性もあるけどね。
アドバンテスト、スクリーンHD(新規IN)
⇒世界の半導体産業に不可欠な2社を決算跨ぎ。
アドテスは上方で良かったが、スクリーンはまさかの下方で十字架2本目に。
(売却)
マザーズ系を中心に全体的に1割くらい売却
⇒週末持ち越しを嫌った売りも出そうだったので、適当に圧縮。
上記に書いた4つを買ったので、ポジサイズは逆に昨日より大きくなってしまっているが。
上記に書いた以外に、カヤックをデイトレして少し利益が出ました。
それより十字架2本・・・
明日なんて来なけりゃいいのに。。。(ノД`)シクシク
十字架2本について徒然なるままに書きます
今日背負うことになった十字架2本について適当に思ったことを書きます。
【スクリーンHD】
基本的に半導体業界全体が2020年は持ち直すというストーリーを持っています。
ある意味、世界シェアが高い銘柄なら何でも良かったのですが、そこまで過熱していないスクリーンHDを選択。
下方修正の内容を見ると、顧客からの受注時期がズレたことによる影響が大きいようです。
海外を含めた他の半導体関連株を見ても、2020年に半導体市況が回復するストーリーを変える必要はなさそうです。
期ズレが中心なら、明日下がっても4Qまでガチホするのもありかなと思ったりしている。
まあでも資金拘束も嫌だし、少なくとも半分は売却して4Qが近づいたら買い直すくらいの方が良いかな。
検討中。
【イーブック】
イーブックについては下記チャートが全てで、悪くはないんだけど正直期待に届いていない。
ヤフーに搾取されてるとか言う人がいるけど、そんなことはなくてヤフー(+PayPay)にかなり支援してもらっているのです。
だからこそ、個人的な期待としては3Qの電子書籍部門で42億円くらいの売上が欲しかった。
夏休みを含む2Qが繁忙期と言われているので、Q on Qでほぼ横ばいなら凄く悪いということはないのだけど。
では、ヤフーに主に何をやってもらっているかというと、ヤフーからebookへの導線を敷いてもらっているのです。
例えばヤフージャパンで「鬼滅の刃 漫画」で検索すると、下記のようにebookへ誘導するリンクが表示されます。(スマホブラウザでも表示される)
こういった形で検索エンジン経由のebook流入が期待できるという仕組みです。
さらに紙の本屋であるbookfanをPayPayモールに出店させたり、bookfanからもebookへの導線を3Qから敷いたりしました。(紙の本を買ってもらうより、ebookに飛ばした方が利益率が高いし囲い込みも出来るから)
こういった工夫をヤフーと半年間やってみて、ebookは伸びたけれども突き抜けた成長は無理だった。
今回の決算資料を見て1つの結論に達しました。
電子コミックって、結局アプリで読んでる奴が多いんじゃねーの?
ヤフーは検索エンジン(ポータルサイト)なので、ヤフーがイーブックにお手伝いできることはブラウザ経由の導線ばっかりなんですよね。
どうやら、ユーザーはアプリストアで電子コミックアプリをDLする人が多いと予想。(年々アプリ化の比率が高まっているだろう)
別アプリからebookアプリへの導線ならまだ可能性があるけど、残念ながらヤフーはスマホ分野に凄く弱く、起動率が高いまともな人気アプリを持っていません。(だからスマホに強いLINEと統合するんだけど)
尚、紙のオンライン本屋であるbookfanをPayPayモールに出店したことは一定の効果があって、3Qでは紙の本の売上が急増しました。
しかし、同時に行ったbookfan⇒ebook電子書籍への導線はあまり機能していないみたい。
検索エンジン経由とかでbookfanに来る人は紙の本が欲しいのでしょう。
それに価値を感じているから、電子書籍版のリンクを併記しても紙版を買うわけです。
徒然なるままに書きましたが、まとめるとスマホに弱いヤフーからの支援効果には限界があるというのがオジサンの結論。
とはいえ、イーブックがオワコンになったわけではなく、電子書籍市場の全体の成長+α程度の自然成長は十分可能でしょう。
妙味があるのはLINEとヤフーの統合です。
LINEユーザーに対してLINE経由でebookをプッシュすれば効果がありそうだが、LINEマンガを持っていてそれはしないよね。
っていうか、統合した同じ会社に電子書籍のサービスが2つもあることがおかしいと言えます。
つまり、将来的にはLINEマンガとebookの統合的な話が生じる可能性はかなり高いと思います。
ガチホするなら、電子書籍市場の自然成長を楽しみつつ、LINEマンガ関連のIRを待つというストーリーでしょうか。
今回書いたことは真実だと思いますが、なにか圧倒的なプロモを行ってバズったりしたら状況が変わる可能性はあります。
鬼滅全巻読み放題キャンペーンとかね(笑)
後書き
コロナの件が特に新興の需給に重くのしかかっていますね。
週末にコロナの悪化ニュースが出る可能性を考えたら、持ち越したくない個人が多いでしょ?
マザーズが本格的に反転するとしたら来週以降になるのではないかと考えたりしていました。
うーん、辛いよ・・・
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イーブックについては概ね同感ですが2Q→3Qが物足りないのは秋の大感謝祭と称する大規模な50%還元セールが9月頭から始まったので消費増税の駆け込み需要との相乗効果で9月にかなり先食いしてしまったのではないかなと思います。集英社・講談社・小学館・角川・・・と出版社単位で順番にセールをやってましたので軽くお祭り状態でしたから。サプライズはありませんでしたがほぼ予定通りかと思います。アプリの件は、たしかにそうなんですがアプリで買われるとapple、googleに売上の30%ピンハネされるという問題があるので難しいところですね。LINEマンガとの関係が早くハッキリすると良いのですが。